同じFPSでも、タイトルが違えばプロが選ぶ設定は大きく変わります。
CS2の911人とVALORANTの661人を同じ方法で集計したところ、いくつかの項目で正反対の結果になりました。
データはprosettings.netが公開しているものを、2026年9月5日時点で集計しています。
解像度は正反対に分かれる
| CS2(911人) | VALORANT(661人) | |
|---|---|---|
| 4:3 | 710人(78%) | 約144人(22%) |
| 16:9 | 91人(10%) | 461人(70%) |
| 最多の解像度 | 1280×960(560人) | 1920×1080(461人) |
CS2では4:3が圧倒的多数、VALORANTでは16:9が多数です。
同じマウスとモニターを使っていても、映る範囲がまったく違います。
CS2は横に狭めて対象を大きく映す設定が定着しています。
長く続いているタイトルで、以前の環境から引き継がれた習慣という面もあります。
VALORANTは比較的新しく、標準のフルHDのまま使う選手が多数派です。
視界の広さを保つ選択といえます。
感度は3倍以上の差がある
| 区分 | CS2 | VALORANT |
|---|---|---|
| 中央値 | 800 | 229.6 |
| 下位25% | 708 | 184 |
| 上位25% | 968 | 280 |
| 最頻のDPI | 400と800が同数 | 800 |
eDPIの中央値はCS2が800、VALORANTが約230です。
3倍以上の開きがあります。
ただしこれはゲーム内の計算方法が違うためで、実際の腕の動きが3倍違うわけではありません。
異なるゲームのeDPIを直接比べても意味がない、ということを示す数字です。
マウスは同じ2社が上位
| CS2 | VALORANT | |
|---|---|---|
| 1位 | Logitech 347人(39%) | Razer 290人(44%) |
| 2位 | Razer 280人(31%) | Logitech 168人(25%) |
| 3位 | ZOWIE 124人(14%) | Lamzu 50人(8%) |
| 上位2社の合計 | 70% | 69% |
順位は入れ替わりますが、上位2社で7割という比率は同じです。
CS2ではZOWIEが3位に入り、VALORANTでは新興メーカーが伸びているという違いがあります。
マウスパッドの傾向は違う
| CS2 | VALORANT | |
|---|---|---|
| 1位 | SteelSeries 199人 | Artisan 182人 |
| 2位 | ZOWIE 165人 | Pulsar 98人 |
| 3位 | Artisan 121人 | Razer 79人 |
| 最多モデル | SteelSeries QcK Heavy 126人 | Artisan 零 FX SOFT 80人 |
CS2はSteelSeriesのQcK Heavyという定番が根強く、VALORANTではArtisanの零シリーズが多数派です。
どちらもコントロール寄りのモデルが選ばれている点は共通しています。
キーボードはどちらもラピッドトリガー
| CS2 | VALORANT | |
|---|---|---|
| 最多 | Wooting 80HE 277人 | Wooting 60HE 系 229人 |
| Razer Huntsman V3 Pro 系 | 173人 | 143人 |
| サイズの傾向 | TKL が多い | 60% が多い |
両タイトルとも磁気式・アナログ光学式が上位を占めます。
違いはサイズで、CS2ではテンキーレス、VALORANTでは60%サイズが好まれています。
VALORANTのほうが低い感度を使う選手が少ないため、マウスの可動域を極端に広げる必要が薄い、という説明が成り立ちます。
モニターはどちらもZOWIEに集中
| CS2 | VALORANT | |
|---|---|---|
| 上位モデル | XL2566K 244人 / XL2546K 230人 | XL2566K 159人 / XL2566X+ 122人 |
| 上位5モデルの占有 | すべてZOWIE | すべてZOWIE |
この項目だけは両タイトルで完全に一致しています。
24.5インチのフルHDという条件が、競技FPSの標準として定着していることが分かります。
ポーリングレートも共通
| CS2 | VALORANT | |
|---|---|---|
| 1000Hz | 590人(66%) | 392人(59%) |
| 4000Hz | 148人(17%) | 135人(20%) |
| 8000Hz | 18人(2%) | 38人(6%) |
どちらも1000Hzが多数派で、8000Hzはごく少数です。
対応製品が増えても、実際に使われている値は変わっていません。
まとめ|共通することと違うこと
タイトルが違っても共通する
- モニターは24.5インチのフルHD(ZOWIEが大半)。
- キーボードはラピッドトリガー対応が主流。
- ポーリングレートは1000Hzで足りるという判断。
- マウスは上位2社で約7割。
タイトルによって違う
- 解像度と縦横比。
CS2は4:3、VALORANTは16:9。 - eDPIの水準。
ゲーム内の計算が違うため、直接比較できない。 - キーボードのサイズ。
CS2はTKL、VALORANTは60%。 - マウスパッドの定番モデル。
装備を揃えるとき、モニターやキーボードの方式は他タイトルの傾向も参考にできます。
一方で解像度と感度は、自分がプレイするタイトルの傾向を見てください。
出典と調査時点
データ出典|prosettings.net(CS2 / VALORANT Pro Settings and Gear List)
集計日|2026年9月5日。
対象はCS2が911人、VALORANTが661人。
項目ごとに記載のない選手がいるため、分母は項目により異なります。
選手の所属や使用機材は頻繁に変わります。
最新の情報は出典元をご確認ください。







