ゲーミングモニターはリフレッシュレートの数字で比べられがちですが、実際の見やすさは他の項目でも決まります。
この記事では、見るべき順に説明します。
リフレッシュレートはPCの性能と釣り合わせる
リフレッシュレートは1秒間に画面を何回書き換えるかです。
240Hzのモニターを買っても、PCが240fpsを出せなければその性能は使えません。
| リフレッシュレート | 必要なPC性能の目安 |
|---|---|
| 60Hz | 内蔵グラフィックスでも届く場合がある |
| 144Hz | 一般的なゲーミング構成 |
| 240Hz | 設定を落とす前提。相応のGPUが要る |
| 360Hz以上 | 競技向け。多くの場面でPCが先に上限になる |
先にPCで何fps出ているかを確認してから、モニターを選んでください。
順番が逆だと、性能を持て余します.
応答速度の表記は条件が揃っていない
応答速度はミリ秒で書かれますが、測定条件がメーカーによって違います。
数字だけの比較はできません。
- GtGは中間色から中間色への切り替え時間です。
- MPRTは残像の見え方に近い指標で、別の測り方をしています。
- 1msと表記されていても、特定の条件での値であることがあります。
数字よりも、実際の残像感を確かめるほうが確実です。
パネルの種類で得意が分かれる
| パネル | 応答 | 色と視野角 | 黒の締まり |
|---|---|---|---|
| TN | 速い | 視野角が狭い | 普通 |
| IPS | 速いものが増えた | 広く正確 | やや苦手 |
| VA | やや遅い | 中間 | 得意 |
| 有機EL | 非常に速い | 広く鮮やか | 得意 |
かつては速さならTNでしたが、いまはIPSでも十分な速度の製品があります。
色を扱う作業と兼用するならIPS、暗い場面を重視するならVAか有機ELという分け方になります。
サイズと解像度は距離で決まる
大きいほど良いわけではありません。
近い距離で大きな画面を使うと、視線を動かす量が増えます。
| サイズ | 解像度の目安 | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| 24インチ | フルHD | 画面全体を視線を動かさず見たい |
| 27インチ | WQHD | 作業と兼用する |
| 32インチ以上 | 4K | 映像や制作が中心 |
競技性の高い使い方では、いまも24インチのフルHDが選ばれています。
視野に全体が収まるためです。
同期技術で画面の乱れを防ぐ
PCの出力とモニターの書き換えがずれると、画面が横に裂けて見えることがあります。
可変リフレッシュレートに対応していれば、これを抑えられます。
GPUのメーカーに対応した規格が必要なので、購入前に組み合わせを確認してください。
優先順位のまとめ
| 順番 | 見る項目 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | PCが出せるfps | モニターの性能はここで頭打ちになる |
| 2 | サイズと視聴距離 | 視線の移動量が変わる |
| 3 | パネルの種類 | 色と黒の見え方 |
| 4 | 可変リフレッシュレート対応 | 画面の乱れを防ぐ |
| 5 | 応答速度の表記 | 条件が揃わないので参考程度 |
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